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石鹸の成分について


□□□ 植物性オイルのいろいろ □□□

■ココナッツオイル
ココヤシの種子から採れる、石鹸の泡立ちのために欠かせないオイルです。
ラウリン酸を多く含むので、汚れ落ちにすぐれています。
手作り石鹸の場合、全成分の25%まででしたら、肌の潤いを保ちつつ、素晴らしい洗浄力を発揮します。

■シアバター
シアの実から採れる植物性バターで、保湿力に優れ、傷を癒し、紫外線を防止する効果もあります。
アフリカでは食用、薬用、化粧用として伝統的に重宝されてきた薬効の高い成分です。

■ホホバオイル
ホホバの種子から採れる液体ワックスで、さらりとした使い心地で肌なじみも良く、ヘアケアやスキンケア、マッサージなどに幅広く使われています。

■オリーブオイル
オリーブの実から採れるオイルで、ビタミン・ミネラル・天然保湿成分のスクワレンなどを豊富に含みます。 また、オレイン酸を多く含みますので、石鹸に残るオイルの酸化を防止する働きをします。
洗浄力に優れた良い石鹸作りには欠かせない定番のオイルです。

■パームオイル
アブラヤシの果肉から採れるオイルです。
通常、植物性の石鹸は、動物油脂よりも柔らかく、すぐに水に溶けてしまうのですが、このオイルを配合する事によって、石鹸に硬さを与え、泡もちを良くしてくれます。

□□□ 精油のいろいろ □□□

石鹸には、たくさんの精油を使います。 また、鹸下行程で、型入れの後に、80度くらいまで温度が上がりますので、熱で揮発してしまいます。そのために、高額な精油を使うことはあまりなく、合成のフレグランスを使用している石鹸が多く市場に出ています。

***マリアブルーでは、全て、自然の精油を使用しており、合成香料は一切使用していません***


■カモミールマロック
学名:Ormenis Multicaulis
別名:カモミール ワイルド モロッカン
   モロッコカモミール

このオイルは、最近、市場に現れた精油の一つです。
効能や成分は、あまり知られていませんが、昔から、一部のヒーラーには良く知られていました。

フルーティーな優しい香りに包まれますと、心が落ち着き、どことなく幸せな気持ちになり、また、体の緊張がふんわりとほぐれていく、とても不思議な精油です。

ジャーマンカモミールや、ローマンカモミールのように、鎮静効果の高い精油ですが、香りの種類が違いますので、代用品として使用はおすすめできません。

とても高額な精油の一つですので、通常、石鹸には使用しませんが、この香りに包まれるバスタイムは、なんとも言えない至福の時を感じさせてくれました。この幸せをみなさんにもおすそ分けしたくて、えいやっ!と、使用してみました。 ぜひ、お試しくださいね(^^)


■ローズゼラニウム
学名: Pelargonium Graveolens I'Her

ゼラニウムは、同じ品種でも、産地によって微妙に香りが変わりますが、このローズゼラニウムは、ゼラニウムの中でもローズに近い香りがするために、学名にI'Herをつけて、違いを表しています。

基本のゼラニウムの効果は、ゼラニウムエジプシャンをご覧ください。


■ゼラニウムエジプシャン
学名: Pelargonium Graveolens

ゼラニウムは、とてもマイルドな精油の一つで、妊娠初期の妊婦さん以外は、赤ちゃんでも使用できます。
女性ホルモンに働きかけますので、子宮内の血の流れを活発にする作用があるため、妊娠初期の妊婦さんには、流産を促すこともあるということで、使用を控えるように言われているようです。

この作用は、一般女性にはとても嬉しい作用です。
不必要な女性ホルモンが体外に排出され、常に、体に必要な分だけが残りますので、ホルモン異常によるイライラやむくみ、腹痛、腰痛、頭痛、不眠などが解消されます。

抗菌・抗炎症作用にも優れた効果を発揮しており、ラベンダーと並び、オールラウンドで使える精油の一つです。


■シダーウッド
学名: Cedrus Atlantica

古代エジプトでミイラの加工や、化粧品、解毒剤として使われてきた精油です。甘く、豊かな香りは、現在でもお香として私たちになじみのある香りでしょう。のどの痛みや、膀胱炎にも使われ、チベットの寺院では、今でも、シダーウッドを薬として用いています。

シダーウッドは、そのほか、保存料、虫除けとしても優秀な精油です。
この精油を、スキンケアに使用すると、肌からの水分蒸発を抑え、細胞膜に柔軟性を与えてくれます。その結果、小じわ、乾燥、ひびわれなどの症状が緩和し、滑らかな肌になります。

不快な体臭を抑える働きもします。ボディークリーム、シャンプーバー、男性用の石鹸にも重宝されています。


■ペパーミント
学名:Mentha Piperita

ペパーミントは、日本や中国で古くから使われてきた精油です。東側で良く使われていた精油が、のちに、ヨーロッパへ渡ったと言われています。エジプトでは、紀元前1000年のミイラから検出されましたので、東側のペパーミントの歴史は、それよりも古いことになります。

ペパーミントは、東洋医学、西洋医学ともに重宝され、さまざまな薬に調合されています。胸焼け、消化器疾患、のどの痛み、吐き気、虫歯、頭痛など、あらゆる肉体の不調に活躍する、万能なハーブです。
スキンケアでは、抗炎症効果がありますので、肌の沈静化、精神の沈静化、喘息の緊張緩和、肉体の緊張緩和に使用できます。


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